東京物語*
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「財前…」
「光…」
「言うてましたやろ? 東京行ったら、東京タワーとスカイツリー登って通天閣と比べたるわ。豊洲行ってとれとれの刺身食うたるわ。浅草行って花屋敷の木製コースターに乗ったる。新宿の歌舞伎町行って、ホストに間違われてしもたらどないしよって」
「…光、最後のやつ、俺は言うてへんで?」
「謙也先輩の願望やと思います」
「財前~冗談くらいわかれや」
(こいつら…)
(これで昨年全国に…)
カッコつけたつもりが、浪速漫才を氷帝メンバーの前でしてしまったようだ。
「まぁ、その何や。見物は見物でも大会出場校の下見も兼ねてや。関東は層が厚いねんからな。全国覇者の立海にこの氷帝、台頭して来た青学…興味はつきへん」
ニヤ…と、部長の白石が軽く笑って言った。ただ、眼差しだけは真剣に。
「ならどうだ? 軽く打って行かねぇか? 強豪とは聞いていても、なかなか地方の学校とは練習も出来ねぇからな」
氷帝も部長の跡部が白石の前に立った。
「…ふぅん。ええんかな…」
「ええんとちゃいますか?監督いてへんのですし、部長の裁量に任せますけど、機会は生かさへんと。元々今日は氷帝探る予定やったんやし…」
「俺も賛成や。立海、氷帝、青学…このどれかが関東代表で全国に出るで」