東京物語*
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「今の時代はモバイルちゅう便利な物がありますよって、上手く使わなあきまへんて」
言いながら携帯を取り出した財前光は、マップサイトに接続すると東京駅構内の見取り図を検索し、周囲を見渡してたちまち現在地と行くべき方向を把握してしまった。
そして、続けて『氷帝学園』を検索すると画面に現れた学園までの地図もダウンロードする。
「どの学校もHPはありますよって、場所も簡単にわかりますわ」
携帯をたたむと財前は、それをポケットにしまい先輩二人に笑顔を向けた。
「GPS機能より頼りになるやん」
後輩の素早さに、感心したように部長の白石蔵ノ介も目を細めながら柔らかく微笑んだ。
「…そやね」
面白くなさそうにそっぽを向くと、忍足謙也は持っていたメモ帳をズボンのポケットへ乱暴にねじ込んだ。