大阪物語*
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その顔を見たかったに違いない。
自然にこちらの顔もほころぶ。彼女を見ているだけで幸せを感じてしまう自分が確かにここにいる。
(アカンな…結構重症やん)
しかし、そんな風に思う自分を楽しみながらソフトドリンクをひと口すすった。
「よう、どうだった大阪は? 楽しめたのか? 」
翌日、朝練に顔を出した忍足は、跡部の顔を見て焦った。
(しもた…大阪滞在中に、なんも練習してへんがな…)
出発前に言われたことを思い出し、素直に謝るしかないかと思った矢先、跡部から意外な言葉を聞いた。
「何やら向こうで活躍したそうじゃねぇか? あぁ? 」
「…へ? 」
「白石が送って来たぜ。『速報・四天宝寺』と『大阪日報』」
跡部がニヤつきながら、2枚のFAX用紙を忍足の目の前にヒラつかせた。
「大阪日報…? 」
用紙を受け取って見てみると、新聞記事らしい物がコピーされているのがわかる。