大阪物語*
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駅に着いたらまっすぐ自宅へ…と思っていたが、忍足は携帯を取り出し、小袋に入った土産を渡す子へと電話をかけた。
「あ、七星ちゃん? 氷帝の忍足や。どうも。今なんやけど、出て来られへん? 」
優しい声と表情で、携帯の向こうの相手へと語りかける。
「大阪土産渡したいだけや。よかったら来て欲しいんやけど」
明日からはみっちりと練習メニューが組まれ、今日を逃せば息抜きなんてろくに出来ないだろう。
「ごめんなさい、お待たせしました」
ほどなくして、忍足の前に七星が姿を現した。
「いや、こっちこそ急に呼び出して堪忍な」
駅隣のカフェへ寄ると、忍足はバッグから七星への土産を渡した。
「わぁ! 可愛い」
袋から取り出した、猫のキャラクターストラップを見て、七星から嬉しそうな声が上がった。