大阪物語*
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「ハハ、そら仕方あらへんやろ。夏休みは合宿に練習試合、地方大会から全国大会。部活引退するまでテニス漬けやもん。そん中でようもまぁ、氷帝テニス部がレギュラーの帰省許可出してくれたもんやな。その方が驚きや」
「休みに入ったばかりやからや。この後やったら絶対無理やわ」
まだ、改札口近くでたたずみながら会話を続ける二人だが、帰省の話をした時の部長、跡部の面白くなさそうな顔と
『え!侑士、大阪行くのか?んじゃ土産な?大阪名物頼むぜ!』
土産期待大で、いきなりジャンプからアクロバティックを披露するダブルスパートナー、向日岳人の姿を思い浮かべた。
『三日だ。それ以上は許さねぇからな。三日で帰って来い』
跡部は忍足をギロリと睨みつけると
『今日はみっちり俺様が相手してやるからな。ありがたく思え』
言うなりコートへと忍足を引きずり出した。
『こんなん扱(しご)きやん……』
跡部どころかしまいには、レギュラー総当たり戦にされてしまい、さすがに忍足もバテてコートにへたり込んだ。