氷帝ヒロインといつもの青学ヒロインが登場します。
シンデレラは眠れない*
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文化部と運動部による合同演劇祭は、好評のうちに幕を閉じた。
特に新聞部とテニス部のコラボレーションシンデレラは、アドリブばかりのネズミ2のボケや突っ込みに翻弄されるネズミ1が、会場からの悲鳴と拍手を独占していた。
後日ブロマイドセットとして飛ぶように売れ、過去の氷帝チャリティー募金額を更新したとかしないとか。
「せや、七星ちゃん、これあげるで」
「…何でしょう…?」
なぜか、性懲りもなく氷帝テニス部コート内スタンドに七星の姿があった。
「あ~七星ちゃんだ~」
偶然目を覚ました芥川が、トロンとしたまぶたをこすりながらその方向を指差した。
「またかよ、ダサいな。ったく、いい加減忍足に捕まるんじゃねぇよ」
ため息を吐くように宍戸が言うと
「本当に、なぜああも学習しないんだ。つくづく困った人だ」
つぶやくように日吉も言った。
伊達眼鏡が、青学のあの子と一緒にいる…。
自分のいるスタンドの向かい側に二人の姿を見つけた楓は、一瞬ドキリとした。
「先輩、どうしました?」
ポンと鳳くんに肩を叩かれ、ハッとした。
「あ、うん、ちょっと…」
言葉を濁したけど、視線の先のあの子と伊達眼鏡、鳳くんだって気がついてる。