氷帝ヒロインといつもの青学ヒロインが登場します。
シンデレラは眠れない*
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「ほんま二人とも、ええ感じや」
忍足も同意した。
「ま、星野は新聞部だから、自分が下手にスクープされることもねぇだろう」
跡部が愉快そうに言うと、爽やかな風がスタンドに吹き渡った。
「けど跡部。ようネズミの1に立候補したやん」
鳳と楓の姿を背にすると、跡部の後についてスタンドから降り始めた。
「はん、テニス部は部員が多いから、レギュラーが何かやらねぇと収まりがつかねぇだろ?」
とネズミの2に、やはり立候補した忍足を振り返ると言った。
「そらな。大道具も小道具も200人がかりやから、あっちゅうまに出来よるけどな」
「小道具といやあ、星野の履くシンデレラの靴はどうするんだって?」
コートに戻ると、ラケットを手に持ち、跡部は軽く素振りをした。
「ああ、星野の上履きにボール紙とアルミホイル巻きつけて銀色の靴にする言うてたで」
「上履き…」
跡部が止まった。
「チープでええやん。ただの交流会なんやし、もしほんまもんのガラス製にしてみ? 星野の足にタコやの外反母趾やのがあったら丸見えになってまうやん」
「…そうだな」
「女の子に恥かかしたらアカンやろ?」
先手を読んだ忍足の言葉に、跡部も妙に納得をした。