氷帝ヒロインといつもの青学ヒロインが登場します。
シンデレラは眠れない*
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「よぅ、星野。唐突だが、お前シンデレラにならねぇか?」
(のおっ!?)
いきなり鳳くんの位置から泣きボクロの声がした。
「なっ…あ、跡部くん、部、部長会議じゃ…?」
平静に、冷静に。ときめく心臓を必死に押さえつけながら、冷静を装い泣きボクロに顔を向けた。ぼんやりとコートを見ている間にどうやら鳳くんの休憩も終わり、滅多にないチャンス到来ってことになってたみたい。
「さっき終わった。まぁ、毎年恒例の運動部と文化部の合同演劇祭の打ち合わせだったんだが…アミダくじでテニス部は新聞部と合同になった」
泣きボクロはあたしの隣に腰をかけてはいるけど、視線はテニスコートに向いている。どこまでも、何をしてもこの人はテニス部の部長なんだな…。必死に作った笑いかけた表情も、泣きボクロの視界には入らない。
「まぁ、それで新聞部の部長が演目は『シンデレラ』がいいと速攻で言って来やがったんだ」
「部長が?」
それはあたしもいささか驚いた。普通ならいったん各部で話し合ってから…が手順だと思うし…て、あれ…?
「…ねぇ、跡部くん。さっきあたしにシンデレラがどうのって言った…?」
「言ったぜ」
泣きボクロの視線があたしに向いた。