シンデレラは眠れない*
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もう、インサイトは泣きボクロのオプションだよ。
「忍足、何油売ってやがる。さっさと来やがれ」
いつの間にか練習の始まっていたコートから、やや怒り気味の泣きボクロが伊達眼鏡を呼びに来た。
「あ、ゴメンね、跡部くん。あたしが引き止めてたんだ。ちょっと話に夢中になっちゃって…」
あたしは近づいて来た泣きボクロに、ベンチから立ち上がると自分の中では極上の笑顔で説明した。
「そやで、星野と将来についてディスカッションしてたん」
ニヤニヤしながら伊達眼鏡がわざとらしく言う。
「星野と…将来だと…? 」
泣きボクロが思いっきり、うさん臭げに眉をしかめてあたしと伊達眼鏡を見比べた。
「ちょっ…忍足くん。そんなニヤついた顔で言われたら、跡部くんに妙な誤解…」
「いいんじゃねぇか。星野なら忍足に似合うと思うぜ」