シンデレラは眠れない*
ご利用の端末、あるいはブラウザ設定では夢小説機能をご利用になることができません。
古いスマートフォン端末や、一部ブラウザのプライベートブラウジング機能をご利用の際は、機能に制限が掛かることがございます。
「俺は将来医者やで? 」
「医学生理学賞狙ってよ」
「取れる頃にはヨボヨボや」
「70代での受賞者もいるよ? 」
にっこりのあたし。ため息の伊達眼鏡。
「そないに先の話…」
「50年後だね」
「50年…」
「そ、50年」
50年後の伊達眼鏡と泣きボクロ。その傍にあたしの姿はあるのかな…。
「ほな、その50年後、自分は来るん? 」
「…え」
「何や、星野は新聞記者になるんやないの? 」
少し笑って伊達眼鏡が言う。
考えてなかったな。そんなの。ただ、伊達眼鏡と泣きボクロを追いかけたかったから、新聞部は手段のひとつに過ぎない。
でも、これから高等部、大学部…もしかしてプロの道まで、伊達眼鏡はともかく泣きボクロが進んだら…。
追いかけるためなら手段は選ばない…ハズ。