シンデレラは眠れない*
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いつの間にか、あたしは鳳長太郎と一緒に帰ることになり、今現在あたしの隣を、その鳳くんが並んで歩いている。
横を向いて、相手の顔がわずかでも自分の目線より上にある…あら、意外に新鮮なものね。
でもなぁ…あたしの萌えシチュエーションはあくまでも、伊達眼鏡に泣きボクロなのよ。
うん、これは譲れないな。
「隣が跡部部長や忍足先輩でなくて、すみませんね」
あたしの心が読めるのか、いきなり鳳くんに言われて焦る。
「ハハ、まあね。あの二人はあたしの特別だもん」
いくら隠しても、この鳳くんにはわかることだろうし、と思いあたしは悪びれもせず鳳くんに向けて言った。
「それはわかりますね。俺も、最近は先輩が特別ですから」
(…いっ…)
思わずそろ~と、鳳くんの表情を見た…ら
(…あ…)
こっちを見て笑っている目とバッチリぶつかってしまった。