シンデレラは眠れない*
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「跡部もいてへんかったし、監督もメニューの指示しただけやったしな。サボれるんやったらサボるわ。お使いまでしたんやから、ちょっとくらいええやろ」
いかにも正論をぶち立てると、伊達眼鏡は自分の教室へと向かって行った。
この時あたしに、ふとした好奇心が湧いた。あの子が今氷帝にいる…。伊達眼鏡と泣きボクロの視線を受ける可愛いあの子が…。
その情報を教えたら、この男はどんな反応を示すのだろうか。
あたしに少しでも感謝するのだろうか。
お構いなしにあの子の元へと駆け出すのだろうか。
自虐的な気もするけど、確かめたい。
「お…」
「おい、忍足。てめぇ部活サボろうってのか? …ったく俺様が目を離すとすぐそれだ」
あたしが口を開きかけたとたん、第二のエロボイスがあたしの真後ろから後頭部に当たった。