シンデレラは眠れない*
ご利用の端末、あるいはブラウザ設定では夢小説機能をご利用になることができません。
古いスマートフォン端末や、一部ブラウザのプライベートブラウジング機能をご利用の際は、機能に制限が掛かることがございます。
あたしはそう言いながら、改めて鳳長太郎なる人物を頭の上から眺めてみる。
この氷帝テニス部2年にしてレギュラーの鳳と、同じ高さの目線で話せる女生徒はあたし以外いない。それが興味の理由かな?
だよね。テニス部レギュラーと言うブランドはこの氷帝において、モテまくりのステータスシンボルだもんね。あの、泣きボクロに伊達眼鏡だって特定の彼女は作らない…。
そう思った時、ふと、ある女の子の姿が脳裏を横切った。
「入部以来、ずっと先輩の姿は見て来ました。て言うか気がつくと常に視界に入るんですよね、先輩が」
「…暗にデカい女と言いたいのかな~?」
皮肉を込めて、鳳の頭を撫で回してやる。
「いいじゃないですか。お陰で跡部部長も忍足先輩も星野先輩のことは、別格に見てますからね」
こいつ、嬉しいこと言ってくれる!あたしの萌えツボ知ってるんじゃん。