氷帝ヒロインといつもの青学ヒロインが登場します。
シンデレラは眠れない*
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「お生憎様。あたしはこの身長をもっと別なことに使うの。身長=スポーツだなんて、そんな決まりごとごめんだわね」
フンとあたしは鼻息も荒く、隣の鳳長太郎に裏ケンでど突きを入れてやった。
「はは…何だか先輩らしいですね」
「あたしらしいって、君に何がわかるのかな?鳳くん」
あたしは、そろそろこの場から離れようと、やけに爽やかな笑顔を見せる鳳くんから一歩踏み出して言った。
「何て言うか…。先輩って素敵ですよね。だからかな、俺、最近先輩に興味あるんですよね」
にっこりと鳳長太郎が、さらに爽やかに言った。
「興味…?」
ちょっと待て。興味って、あたしは何かの観察物なのか?
純真、忠実なる番犬…あたしのデータブックのカテゴリでは、こいつは犬だ。大型犬だ。
あたしも犬は嫌いじゃなけど…好みの犬種が違う。あたしはスマートな猟犬がタイプなんだから。獲物に向かって放たれた矢のように一直線に駆け抜ける細身の肢体。たまらないよね。
「あたしに興味持って何が楽しいの…てか、興味持たれるようなことあたしした?」