氷帝ヒロインといつもの青学ヒロインが登場します。
シンデレラは眠れない*
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「でも先輩、ずっとあの先輩達に追いかけられてますよね?何かしたんですか?」
鳳くんがちらりとこちらを見る。好奇心と何か疑うような眼差し。
「人聞きの悪いこと言うわね。あの連中はバスケにバレー…その他運動部のキャプテン達よ。あたしに入部して欲しいって…3年の今でもしつこく追い回すのよ。身長が高いってだけでさ」
ため息をつきながら鳳くんに説明したけど、氷帝は高校も持ち上がりみたいなものだから、部活も区切りが曖昧で普通なら引退直前の3年でも、高等部で続けさせる腹積もりなのだろう、しつこく勧誘される。
泣きボクロと伊達眼鏡を追いかけているあたしが、運動部のキャプテンに追いかけられて逃げ惑うなんて何だかチグハグ。
第一、運動部になんか入ったらあの二人を追いかけられないじゃないさ。
この身長だって、群がる女子生徒をモノともせずにあの二人をファインダーにロック出来るんだから、新聞部運動部取材班男子テニス部担当はあたしには最高のポジションなのよ。
「ふぅん、そういうわけでしたか。でも惜しいな、先輩ならその身長を活かしてバスケやバレーでバシバシ活躍出来るのに」