乾汁の効用~密やかな午後~
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「ああ、構わないよ。解毒剤も作って貰わないといけないしね」
と、微笑みをたたえた忍足な不二が答えた。
「解毒…?もう一度このめっちゃ不味い、けったいな飲み物を同時に飲んだらええんとちゃうの? 」
不二な忍足が眉をしかめ、先ほど飲んで不覚にも入れ替わってしまった乾汁が半分ほど残るペットボトルを改めてつまみ上げ、忍足な不二に言った。
「これは研究用に返してくれないか。いつもとレシピを変えて作ったんでね」
不二な忍足の手からボトルをスッと取り上げる乾。
やや焦り気味に乾を見上げる不二な忍足。
(…乾ってこないにデカかったんやろか…まるで樺地見るみたいやないの…)
乾を見上げ、妙な威圧感を受けてしまい思わず戸惑う不二な忍足。
「ねぇ、ちょっと思いついたんだけど…僕と試合してくれないかな、不二くん」
乾から一歩下がる不二な忍足をじっと見つめ、忍足な不二が問いかけた。
「やから不二はお前やって…は…? 何やて? 」
ずっと開眼していたが、忍足な不二の意外な言葉にさらに目を見開く不二な忍足。
「だって僕らプレイスタイルは違うけど、得意技は似ているでしょ? それに…自分と戦ってみたいって思わない? 」