乾汁の効用~密やかな午後~
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忍足はまた一歩、不二から下がりながら
「…何企んどるん?」
思考を巡らすようにやや目を細め、顎を上に反らすようにして不二を見た。
(…アカンな。人を見上げるなんて身長伸びてからは、鳳と樺地くらいやから慣れへんわ…)
内心の戸惑いは隠せない。
「…ところで君の身長って何センチなの?」
「…178やけど…」
「へぇ、手塚と1センチ違いか…」
そう言うと不二は、改めて身体を伸ばし辺りを見回した。
「ふうん…これが手塚の視界か。やっぱり随分違うね」
普段の身長から比べたら、階段の一段分くらい高くなった視界を不二が堪能してるように見えるな…と忍足は思った。
「そう言う自分は何センチなん?」
「167だよ」
(167…ピタリはいてへんかったか…あ、滝か。滝が確かそないな感じやったな…)
氷帝メンバーのプロフィールを必死に思い返しながら、忍足は腕を組み一人考える。
(早よ戻りたいんやけど…不二の奴どないする気なんやろ…)