乾汁の効用~密やかな午後~
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その時
「七星ちゃん、俺やったらこっちやで?どこに話しかけとん?」
目の前にいる忍足さんを見上げているのに、流暢な関西弁があたしの後ろから聞こえて来た…。
不二先輩の声で…。
「先…輩…?」
あたしは、わずかにドキリ…と鼓動が速まるのを感じ、ゆっくりと声のする方、不二先輩へと振り返った。
「先輩…っていつもさん付けやないの?急にどないしたん…はら?七星ちゃん、いきなり背ぇ伸びたん!?」
にこっと笑っていた不二先輩が、あたしを見たとたん驚いたように目を見開いてあたしに近づいて来た。
(100%開眼の不二先輩!!)
思わず一歩下がると、後ろの忍足さんにぶつかり…
「おっと七星ちゃん大丈夫?…あれ…七星ちゃん縮んだ…?」
あたしの肩に両手を乗せ、標準語の忍足さんが心配そうに言う…けど…。
関西弁の不二先輩に、標準語の忍足さん…一体何が起こったんですか…?
あたしの目は真ん丸になった。