Shall we dance?
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「………」
リョーマは不二の真意を計りかね、振り返った姿勢のまま立ち止まり、不二を凝視する。
「僕は氷帝に花を一輪取り返しに行くけど、越前はどうするのかな?」
不二はにこやかに笑うと、リョーマの返事を待たずにくるりと背を向けた。
タッ…と立ち止まっていた場所から一歩踏み出すと、リョーマも不二に並んだ。
「…俺も…その花には用があるっス」
不二の顔は見ず、ただ前方を見据え真っ直ぐ歩く。
クス…と不二が笑った気がしたが、リョーマは別に気にも止めなかった。
「あの、他の学校の実行委員の方は…」
七星は跡部といつまでも二人なのが気まずくて、自分が渡したプリントにチェック入れている跡部に遠慮しながら口を開いた。
「あん? あぁ…。今日は他は来ねぇ。青学だけだ」
「…は?」
「じゃ、ボチボチ打ち合わせに入るか」
「え…あの…他の学校もいないと、まずいのでは…」
「構わねぇよ。最初はただの場所取りだからな。そら青学はどこがいいんだ?」
そう言うと跡部はテーブルの上に開催場所の見取り図を広げた。