Shall we dance?
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「あれ…?七星ちゃんは?」
学園祭実行委員会の部屋を覗いた不二は、七星の姿が見えないので、委員長に尋ねた。
「氷帝」
「…え?」
アイスクリームの棒をくわえたまま、委員長は答える。
「氷帝の跡部にプリント渡しに行った。直帰だからこっちには戻らないよ」
「プリント渡しに…?FAXやパソコンがあるのにわざわざ?」
不二が眉をひそめる。
「そ、変だろ?単に高寺に来て貰いたいみたいだな。跡部としては」
委員長も腕を組んで、うんうん…と頷く。
「……わかった。ありがとう」
委員長に手を振ると、不二は真っ直ぐ外に出た。
「不二先輩、どこ行くんスか?」
「越前…」
不二が振り返ると、帽子のつばをちょっと上げて、睨むように見上げる視線とぶつかった。
「別に、今日は部活もないし帰るところだよ」
いつもの不二スマイルで、応じる。
「ふぅん、七星を迎えに行ったのかと思いましたよ」
リョーマもいつもの顔で言った。