Shall we dance?
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「俺達はボディガードさ。彼女に任命されてね」
サラリとした髪と同じように、滝が言ってのける。
「ボディガードだぁ?」
「そ、七星ちゃんは、この氷帝に苦手がいるからな」
クスクスと思い出すように向日が笑う。
「日吉か…」
跡部がつぶやく。
「心配はいらねぇ、俺様が直々に正門まで迎えに出向く。それなら誰も文句は言えねぇだろ?」
椅子から立ち上がると跡部は、ゆっくりとこちらに向かって歩いて来る。
「へぇ~、んじゃ、他の学校の実行委員も迎えに出るんだ?」
と、皮肉混じりに向日が言っても
「他の実行委員は誰も苦手がいねぇ。ご苦労だったな、滝、向日」
どこ吹く風で、跡部は威圧感だけで二人をドアの外に押し出した。
ガチャリ…とドアを閉めると跡部は
「よく来たな。まぁ座れ」
相変わらずな俺様口調で、七星に椅子を勧めた。
(…他の学校の実行委員はまだなのかな…)
生徒会室を見渡すと跡部以外誰もいない。早く来すぎたか、物凄く遅れたか…のどちらかだ、と焦った。