Shall we dance?
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「何かの用事だよね?場所わかるの?案内しようか?」
にこ…と笑いながら、その人は七星に話しかける。
(…見覚えある…よね?確かどこかで見てるんだけど…どこだっけ?)
七星はチラチラとその人を窺いながら、誰だっけ…と必死に記憶をたどった。
「俺ならテニス部で君と会ってるよ。3年の滝萩之介だ。よろしく、七星さん」
クス…と笑うと、滝は握手のために手を差し出した。
「あ…テニス部で…!そうでした…わかりました。滝さん」
七星も疑問が氷解したので、滝に同じように手を差し出した。
「じゃあ、行こうか?どこへ行くつもりだったの?」
滝は握手をすると七星の手を握り込み、そのまま引っ張って歩き始めた。
「え?…あの…生徒会室…」
「ふぅん…跡部の呼び出しか何か?」
滝は、隠れている目で探るように見つめる。
「あ…はい。あ、あの…離して頂けませんか…?生徒会室の場所はわかりますから、大丈夫です」
七星は作り笑いを浮かべると、滝になるべくやんわりと聞こえるように言った。