Shall we dance?
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(チッ…逃げられたか)
と、思いはしたが、欲しい情報は手に入った。
「青学で、テニス部を見る女の子…で、俺が興味あるんは一人しかいてへん」
「青学で、跡部部長が心惹かれる女の子…も一人しかいませんね」
「…俺がモノにしたい子も一人だけだ」
『七星ちゃんだ』
三人三様…心が揺れる。
「なぁ、跡部。何やる気なん?」
会長の跡部しかいない生徒会室に、ガマン出来ずに忍足が侵入した。
最近の跡部は、用もないのに青学に顔を出す。
目的はわかっている。
しかしそれが、青学を巻き込んで何か企んでいるのではないか…という憶測も、両校のテニス部員の間で囁かれ始めたのだ。
向日の情報から、ターゲットが『七星』と言うことはわかった。
(余計気になるやん、これじゃ夜もオチオチ寝てられへんわ…)
「…学園祭を開くだけだぜ?─合同のな」
様々な書類に目を通しながら、跡部が答える。
「学園…祭やて?青学と合同で?」
思わず目をパチクリとさせる。
意外な展開だ。
「違うな。青学だけじゃねぇ。関東一円…といっても強豪なテニス部限定校だけだがな」
そう言うと跡部は、クク…と愉快そうに笑った。