Shall we dance?
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「何…って、忍足先輩の手助けですよ?」
にこにこと笑いながら、鳳も向日の腕を押さえつける。
「てめっ…!何でそうなるんだ?俺が一体…」
「だって先輩、青学に偵察に行ったでしょう?」
向日の前に、新たなる人影が立ちはだかる。
「日吉…」
「早よ吐きぃな、楽になるでぇ?」
ニヤニヤの忍足。
にこにこの鳳。
下剋上の日吉。
「…ったよ。教えてやる。だから離せ」
向日が、あきらめのため息を吐いた。
「何が知りたいのさ?」
伸びをして、掴まれた腕をほぐしながらチラ…と忍足達に視線を走らせる向日。
「青学…テニス部の偵察とは思えへんのやけど」
「そう、テニス部の偵察でしたら、つい先日俺と滝先輩で行って来ましたしね」
にこにこの鳳に、ひたすら怪しむ忍足。
「テニス部には行ったぜ?間違いなくな」
ケロリと答えると、いつでもダッシュ出来るように、足先もさりげなくほぐす。
「ただ…テニス部を見ている女の子に用があっただけだって。ほんじゃ後は勝手に推測しろよ!」
サッと三人の囲いから脱け出すと勢いよく走り去った。