Shall we dance?
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「そうか…そいつは丁度いい。向日、ご苦労だったな」
ニヤリと口の端で笑うと、『行ってよし』と言わんばかりに、片手を向日に向けてヒラヒラと振る。
「何の話やったん?」
生徒会室から向日が出て来るのを、待ち兼ねたように忍足が近づく。
「…別にただの学園祭の話だぜ」
忍足の前を、そっけなくスタスタと通り過ぎる向日。
「岳人ってば、冷たいがな~」
「いっ…」
いきなり向日の背後から抱きつき、羽交い締めにする。
「二世を誓ったダブルスの仲やないの~」
「誓ってねーし、侑士ウザいよ、離せ」
何とか振り払おうとするが、身長差に物を言わせた、思いっ切り力づくなことなので、虚しく手足をバタつかせるしか出来ない。
「早よ言わんと…次はくすぐるで?」
「…っ!…侑士」
いい加減腹が立って、切れそうなまま忍足を振り返ると
「手助けいりますか?」
爽やかに声をかけられ、ホッとして声の主に答える。
「頼むぜ、チョタ。さっきから侑士がしつこくて…ん?チョタ?何すんだよ!」