水色の恋…白雪姫*
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気づいたら花束を抱えて、隣には跡部さんじゃなくてお兄ちゃんがいた。
「いや~跡部クンにはやられちゃったな」
参った、参ったと言いながらどことなく嬉しそうにも見える。
「でも渚、お前が一番可愛かったよ」
そう言うお兄ちゃんは、いつものベタ甘なお兄ちゃんです。
けど七星さんもいたのにな、もしかしたらお兄ちゃん、気づいていないのかも。
言うべきかな。
だけど、うん。
こんなに協力してくれた七星さんを売るような真似はもう出来ないな。
跡部さんから貰った花束に顔を埋めながら、そっと辺りを窺ったけれど、もう七星さんと跡部さんの姿はなかった。
教室に戻ると『お疲れ様でした』のメモと小人5の衣装がきちんと畳まれ、私の机の上に置いてあった。
そして『終わったら一緒に見て回りましょう』とメールも入っていたので、急いで着替えて校庭に飛び出した。
「あ、渚さんお疲れ様」
目ざとく私を見つけてくれた七星さんが、校庭の端に設置された休憩所のテントから大きく手を振っている。
「ありがとう! お待た……」
七星さんの声で、後ろにいた人達が一斉にこちらを見た。
うん、固まりました。
何だか青学と氷帝のテニス部の面々がいます。
でも、さっきのユニットのメンバーだ。
「よう、白雪姫。お疲れだったな」
今日何度目かの心臓爆発。