水色の恋…白雪姫*
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「まあ、完全に埋まるかはまだわからねぇが……お前次第だな」
『あたしですか!?』
焦るように七星の声が上ずる。
「そうだ、お前の協力が要るってことだぜ」
『あ、それでしたら何でもします! 言ってください跡部さん』
その言葉に跡部は、満足げな微笑みを浮かべた。携帯の向こうで必死になる七星の姿が脳裏に広がる。
「なあに、ちょっとした抱き合わせ商法だ」
『抱き合わせ?』
「目的の物を買ったら別な物もついてくるってことだ」
おまけみたいなものだ、と説明されても、それと渚の演劇と何の関係があるのかさっぱりわからない。
「山吹の生徒会長」
そう声をかけながら、先ほどまでいた生徒会室に跡部は戻った。
「あれ、どうかした?」
驚いたように生徒会役員が入り口の跡部に視線を向ける。
「山吹と氷帝、青学でコラボしねえか?」
「は?」
「え?」
「つまりね、君も可愛い妹さんのためなら一肌脱ぐよね?」
不二周助がなぜか満面の笑みで千石の目の前にいる。
ついさっきまで、手塚と的当てで次々と山吹の生徒を体育館に送り込んでいたはずなのだが。
「あれ、手塚クンは?」
周りを見回せば、手塚の姿がない。
「跡部と生徒会室」
「生徒会?」