水色の恋…白雪姫*
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「邪魔するぜ、千石よ」
その人物が現われると同時にコートがざわついた。
『誰…カッコいい』
『見たことあるかも』
『氷帝のテニス部でしょ?』
「…跡部クン…」
的当てしていた人達の手も止まる。
(さっき、うまい具合に生徒会室に追い払ったと思ったんだけどな…もう話し合いは終わっちゃったってわけか)
ついてないね、と千石は跡部に笑顔を向けた。
「やあやあ、これはこれは跡部クンじゃないか。今日はわざわざこの山吹まで学祭見物に来てくれたのかい?」
わざと大仰におどけるように対応に出た。
「まあ、そんなもんだ」
気にする風でもなく、跡部はすたすたと千石に近付いた。
「山吹の生徒会長に聞いたんだが、この学校で一番人気の部活はテニス部なんだってな」
もったいつけたような感じで跡部が言うと、千石にはそれが引っ掛かった。
「そんなのは、氷帝も同じじゃないのかい?」
「まあな」
何が言いたいのだろう。それに七星は…?
すでに妹の渚と一緒にいるならいいが、といささか不安も芽吹く。