水色の恋…白雪姫*
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「ふうん、ここが山吹か。初めて来たけど、学祭の雰囲気はどこも一緒だね」
山吹の正門前で学祭のアーチを見上げた青学の不二は、隣りに並ぶ手塚に言った。
「ああ、そうだな」
つぶやくように言うと手塚は、正門から入ってすぐの脇にしつらえられた受け付けのテントへとまっすぐに向かった。
「お招きに預かりました青春学園中等部生徒会長、手塚です」
「ようこそ。お話は伺っております。ではこちらにお名前をお書き下さい」
広げられたノートを示されると、前の人が書いた後に手塚の几帳面な字面が続く。
「一応お前が副会長だからな、不二」
「僕がっ?」
一瞬驚いたように目を見開いたが、すぐに柔和な笑顔になり
「面白そうだね。ま、こんな時でもないと生徒会役員なんて体験出来ないけど」
楽しそうに言った。
「さて、それじゃこの山吹の校内から七星ちゃんを見つけてみようか、手塚」
受け付けのテントから出ると、早速貰ったプログラムにある校舎の見取り図を見ながら不二が言った。