水色の恋…白雪姫*
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「渚さんの午後の回も観て、教室の展示物も見て、屋台もひと通り回ってみるつもりです」
元々その予定であったことを、七星は跡部と千石に告げた。
「渚の午後の演劇は二時からだから、かなりゆっくり出来るよ。たっぷりと山吹に浸っていって欲しいな」
千石はさらに笑顔になり七星を見つめた。
「ふん、ならそれまで見学させて貰うとするか」
そう言うと、跡部は七星の肩を抱き寄せるようにして、次の演目の準備が進む体育館を後にした。
(ふうん、そう来るわけか)
校内という手前、そう派手に七星に行動を移すわけにもいかず、黙っていた千石だが、内心ではたぎる想いを沸き立たせ敵愾心を押し隠していた。
(でも、そう上手くはいかないから跡部クン。いつまでも君の思う通りにはいかないよ)
二人が体育館から出て行く後ろ姿を横目で見送りつつ、千石は何かを思いついたのか、足早に校舎の方へと向かって行った。