水色の恋…白雪姫*
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(跡部様…)
胸の中でつぶやいても、きゅんとしてしまいます。
(あれ…お兄ちゃん…)
跡部様と七星さんが、会場のほぼ真ん中辺りに座って落ち着いた頃、お兄ちゃんがお友達何人かと話しながら入って来ました。
…もしかしてやばいですか?
でも、暗幕が全部ではないけど閉まっているせいもあって、お兄ちゃん気がつかないみたい。
(よかった…)
ちょっとホッとしました。
七星さんと跡部様が二人で来ている様子を目の当たりにしたら、さすがにお兄ちゃんだって、うろたえて何かしでかしてしまうかも、です。
かく言う私だって泣きそうなくらいですから。
でも、氷帝生徒会長の跡部様が、わざわざ他校の、しかも午前中トップの演目に足を運ぶだなんて、通常ありえませんよ。絶対。
(やっぱり七星さんがいるから…)
七星さんと一緒なら、キングな跡部様も動く…というか、七星さんでしか動かせない、よね?
「はぁ…」
知らずにため息が出てしまう。
「渚、そろそろ時間だよ」
「あ、はい」