水色の恋…白雪姫*
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「俺が、この俺様が、あろうことかマッチョ売りの少女たぁどういうことだ!?あぁ?」
すんごい形相でお兄ちゃん、忍足先輩の襟首に掴みかかる。
「お兄…!」
「やって、主役やん。主役言うたら部長の跡部やん。なぁ?」
びっくりしてお兄ちゃんを止めようと腰にしがみついてしまったけど、忍足先輩は飄々として、他のレギュラーの同意を求めるように後ろを振り返りました。
「そうだぜ、俺達なんて跡部にくっついて歩くマッチョだぜ?激ダサもいいとこだ!」
「本当にマッチョなんて恥ずかしいだけですよ、部長の役が一番まともだと思います」
吐き捨てるように宍戸先輩が言えば、受けるようにすぐ鳳先輩が答える。
…でも、マッチョ売り?
「なんなら、役ぐらい交替してやるぜ?鳳」
お兄ちゃん、腕組みして鳳先輩を睨む。
「いえっ!俺じゃとてもフリフリの服なんて着られませんよ。第一似合わないし…」
(フリフリ…?)
私はフリルやレース、リボンなど、ヒラヒラでフワフワが好きだから、そういう単語にも反応しちゃいます。
「…俺なら似合うとでも言うのか…?あぁ?」
「え、あ…その」
しどろもどろになる鳳先輩の横で
(似合うがな。女顔やし線も細いんやから)
ほくそ笑む忍足先輩。