水色の恋…白雪姫*
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「私の決定に文句でもあるのかね?」
「…いっ…」
「先生…」
「早く席につけ。ミーティング始めるぜ」
いつの間にか部室入口に現れた顧問の榊と、榊を追い越す形で部室へ一歩入った跡部が、苦虫を噛み潰したような憮然とした顔でレギュラーに視線を走らせた。
(跡部も相当キてるわな。相手が監督やなかったら張り倒してるやろな)
「お兄ちゃんどうしたの?」
「あ、あぁ、渚か。何でもねぇ…」
(嘘…お兄ちゃん面白くなさそうな顔してる…)
放課後、お兄ちゃんのいるテニス部のミーティングが終わるのを待って、私が部室を覗いたらそんなだった。
「跡部、せっかく渚ちゃんが来たんやで、もうちょい笑ったらどや」
何だろう…今日の忍足先輩、妙ににこやか…。
「…ッ!これが笑っていられるか!忍足、てめぇも俺に票入れやがっただろ!」
お兄ちゃん、険しい顔で忍足先輩を睨む…いつも二人は仲がいいのに、ケンカしてる…。やだ、本当に変だよお兄ちゃん…。