水色の恋…白雪姫*
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「…あ…?何やて…?もう一度言うてくれへん、岳人」
学園祭準備のため、今日の放課後はミーティング…となっている氷帝学園の男子テニス部部室。
だるそうに椅子に腰をかけ
(帰りは駅前でたこ焼きやんな。早よ終わらへんかな…)
と、まだ始まってもいないうちから帰ることを考えている忍足侑士に、ダブルスパートナーの向日岳人が隣の椅子に腰を下ろしながら言った言葉がこれだ。
「だから、マッチョ売りの少女だって」
「…マッチョ…? マッチやろ…?」
「マッチョだって。職員室で榊先生が跡部に言ってたぜ。さすがの跡部も絶句して固まってたけど」
「…やから、何がマッチョなん?」
それを聞いて忍足も椅子から身体を起こし、向日に全神経を向けたものの、今ひとつ意味が把握出来ずにいる。
「だーかーら、学園祭の男子テニスの出し物がパロディ劇、マッチョ売りの少女なんだってよ!クソクソッ」
「…げっ」
「…何だよそれ」
「…本気でしょうか」
「マジマジ?」
声を荒げた向日の叫びに、周りにいた氷帝レギュラー陣も一斉に振り向いた。
「…マッチョって、テニス部でマッチョ…って、根本的にちゃうやろ。何考えとんのや、あの監督は…」
忍足も呆れて目と口を大きく開けた。