水色の恋…白雪姫*
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「─って、お兄ちゃん言うのよ」
その週の土曜日、私はまたいつもの喫茶店で七星さんと会って、お喋りの花を咲かせていた。
「可愛い妹だものね」
七星さんが笑う。
私の何倍も素敵に可愛い笑顔で。
(七星さんが白雪姫なら…王子様争奪戦が起きるわよね)
私は、漠然と『7人の小人』ならぬ『7人の王子様』を連想した。
(絶対いるわよね…七星さんに言い寄るオトコなら7人くらい軽く…)
お兄ちゃんに跡部さんに…と、私は指折り数え考えて…
「渚さん?」
七星さんがいぶかしげに声をかけて来た。
「あ、ごめんなさい。ね、七星さんよかったら、うちの学祭見に来てくれる?」
私は学祭の招待券と、お兄ちゃんのクラスのクレープ券、男子テニス部の焼きそば券を七星さんに渡した。
「ありがとう。時間取って見に行くわね」
七星さんは、券を見ながら承諾してくれました。
(やった、ラッキー)
…お兄ちゃんならきっとこう言う。