水色の恋…白雪姫*
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「へえ、お兄ちゃんはどっちやるの?」
「両方。時間ごとの交代制だし、どちらか一日出りゃいいだけだ」
「へ~、けどお兄ちゃん焼きそば焼けたっけ?」
私の組は演劇だから両日出ないとマズい。…やっぱクラス展示の方が楽でよかったな。
「ンなもん、適当に鉄板で焼いてりゃ出来るだろ?」
お兄ちゃん…学祭の焼きそばより、目の前のトンカツが大事みたい…。
「それより渚、お前が主役の『白雪姫』なんだろ?」
お兄ちゃん、口をモグモグさせながら私に聞きます。
「ん?違うよ。私は『小人5』なの」
「……あ?」
お兄ちゃん、ホントに口を開けたまま止まったね。
ファンの人が見たら…一緒に口を開けて固まるね、きっと。
その光景を想像したら、おかしかったけれど、私はご飯を口に入れて笑いを堪えました。
「何だって…? もう一度聞くけどお前の役名は?」
「小人の5」
「ええ!? 何でお前が白雪姫じゃないんだ!?」
お兄ちゃん、ホントにびっくりしてる…。
「山吹で一番可愛いお前が白雪姫にならなくて、一体誰がやるんだよ!?」
お兄ちゃん、テーブルをドンと叩く。
(お兄ちゃん、私を贔屓目で見すぎ…照れるじゃない)
「そんなこと…立候補した人がいたんだってば」
私は、可愛いなんて身内に言われてるようじゃまだまだだ…って青学の越前くんじゃないけど、そう思いました。