シャッターチャンスは一度だけ*
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《カシャッ》
「え?」
その音で君が振り向く。
「ふふ…」
ファインダーから顔を上げ僕は笑った。
「…『Canon』ですよね?そのシャッターメロディ」
君が、少し微笑んで言う。
「…わかる?凄いね」
僕は、驚いて言った。
それに、『シャッターメロディ』…シャッターを切る時の音だよね。
…君は詩人なのかな。とても素敵な表現だよ。
昨日と同じ河原。
昨日と同じ風景。
昨日と同じに…僕の傍に君がいる…。
「NikonとCanon…七星ちゃんには聴き分けられるんだ。凄いよね」
僕は君の横に座ると、
「他にも聴き分けられるの?」
と聞いてみた。
「そうですね…ライカにコンタックス、Konica、MINOLTA、FUJI、ペンタックス…ん~大体わかります。統合したとこもありますけど…」
君は、ちょっと苦笑しながら言った。
「僕には大差ないように聴こえるけど…何でそんなにわかるの?よかったら教えてくれる?」
僕は好奇心から、君に聞いた。