シャッターチャンスは一度だけ*
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並んで歩く帰り道─
部活をやってたら、この時間はまだコートの上だ。
─これから2週間…もしかして、君を独占出来る─?
だとしたら、謹慎も悪くない…。
「ねぇ、七星ちゃん。僕の謹慎が解けるまで…一緒に帰らない…?」
「え…、あ、はい」
君は、少しだけ戸惑ったような顔をすると、返事をしたね。
もしかして…手塚や越前からも誘われてるの…?
僕は、滅多に人物は撮らないけど…撮りたい人がいたら…別だよ。
明日は、僕が撮りたい人を撮る時のカメラを持って来るね。
「それじゃ、またね」
「はい、ありがとうございました」
君を自宅まで送って、僕も自分の家に帰った。
部屋に入り、持っているカメラを並べると、どうしようか考えた…。
本当のことを言えば、君の写真は何枚かある。
でもそれは、たまたま写っていた…という話だ。
僕はたまに、デジカメで部活の様子を撮ったりする。
英二達が喜ぶからだ。
フェンスの向こうに、君がいる…。
視線の先は誰だろう。
僕じゃない。
─でも、明日は君の瞳に僕が映る…。
僕の瞳にも─