夏の幻*
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「…え?あ、ごめんなさい。ちょっとボンヤリしちゃった」
あわてて笑ったけど…七星さん本当に変…。疲れているのかな…?誘ったりして悪かったかな…。
私は少し申し訳ない気持ちになってしまいました。
(いけない、いけない…渚さんが心配そうに見てる…。シャンとしなきゃ…)
あの日以来、手塚先輩と不二先輩を見ると、どうしてもギクシャクしてしまう…。
当の二人は、まったく変わりなく練習している。顔を合わせても普段通りだ。リョーマくんも変わりない…。
何だかあたし一人が悶々としていて…皆大人…?取り残されたような気分になって焦る。
そんな気分で一週間を過ごしたせいか、ダメージが回復してない。RPGゲームなら、宿屋に泊まらなくちゃ、HPが戻らない状態…。あたしの宿屋はどこなの?叫びたい気分。
『只今宿屋募集中!』
「よぉ、待ったか」
「ええ?」
私は、七星さんの後ろに現れた跡部さんに驚いてしまいました。
「あ…渚さん、ごめんなさい、言うの忘れてました。跡部さんが…」
「今日の俺様は、暇なんだ。だから、つき合いに来てやったんだ。いいだろ?」
跡部さんは、七星さんの横に座る…つまり私のはす向かいに…。