夏の幻*
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(…いっ)
(…何で?)
リョーマくんとあたし、二人で固まった。
『まず、何をしたか…それから聞こうか?』
手塚先輩は、じっとあたしとリョーマくんを見た。
『ストテニ…っス』
リョーマくんがぶっきらぼうに答える。
『ほう…誰と?』
『山吹の千石さんと氷帝の日吉さん』
『……なぜその二人と?』
手塚先輩の眉間に皺が寄る。考えてる…。
『偶然っス。たまたま二人がいたんスよ』
ケロリ…とした表情で、リョーマくんが答える。
『…偶然?』
手塚先輩が怪しみ出した。そりゃそうよね、あの二人が偶然居合わせる確率なんて、ゼロに近い…。
『越前いますかー?』
突然緊張を破るように、部室のドアがノックと共に開けられ
『あ、越前。図書委員の当番だぞ?サボるなよ~。今日は仕事が多いいんだ。んじゃ手塚、越前貰ってくぜ~』
『え?委員長、今俺ちょっと…』
図書委員長に襟首を捕まえられて、リョーマくんは部室から消えた。
『……』
『…高寺』
…ヤバい…。手塚先輩が椅子から立ち上がり、あたしに近付く…。
『テニスをしたのか?』