夏の幻*
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「七星さん、何かあった…?ちょっと、元気なく見える」
私は心配して、メニューを見ていた七星さんにそっと声をかけてみました。
「…え?」
七星さんは、ちょっとバツの悪そうな顔をして私を見ました。
(…この前のお兄ちゃんみたい…)
「ちょっと…学校で色々あって…」
七星さん、何だか無理に笑ってる…?
千石さんと日吉さんの二人とストテニした翌日─
月曜は雨が降り、テニス部はお休みになった。
『高寺、話がある』
昼休みに手塚先輩に呼び出され、部室に行くと、なぜかリョーマくんも来ていた。
二人で一瞬目を合わせたけど…
(違うよね…?あそこに青学の人はいなかったはずだし…)
リョーマくんとあたし、同じことを考えたはず。
『これは何だと思う?』
部室のテーブルの上、手塚先輩とあたし達の間に、何枚かのメモ用紙が束ねてある。
『…他校からの試合の申込みだ。二人の越前リョーマとダブルスで─』
手塚先輩はメモをいじりながら、あたしとリョーマくんを見た。