夏の幻*
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「お兄ちゃん?どこ行ってたの?…何か疲れてない?」
どこかに出かけて、帰ってきたお兄ちゃんは、妙に落ち込んでいる…。
「あ、いや…うん。ちょっとテニスで負けちゃって…」
「え?お兄ちゃんがテニスで?…凄い…強い人がいるんだね…」
私は目を丸くして、お兄ちゃんを見た。
「うん…まぁ…そだね。あ、渚」
「何、お兄ちゃん」
「…と、七星さんとは…友達でいてくれよ」
「…?…うん。それは、言われなくても…。私、七星さん好きだし」
「そか」
お兄ちゃんは苦笑すると、自分の部屋に行ってしまったけど…今日のことは、七星さん絡みなのかな…?
次の週末─
「あ、七星さん、ここ」
待ち合わせの、喫茶店で私は七星さんに声をかけた。
「渚さん、待った?ごめんなさい、出掛けに電話が来ちゃって…」
七星さんが、謝りながら席に着く。
「ううん、大丈夫よ」
(…あれ、何か七星さん…やつれてない?)