125キロの加速 ナツのオトメ3*
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「あ、応援はしますよ、もちろん。でもあたしは青学の生徒ですから、立海大は心の中で叫ばせて頂きます」
ちょっと悪戯っぽく笑って
「だからあたしの心の声、ちゃんと受け取って下さいね」
そう、幸村さんに伝えた。
「わかった。応援以外のメッセージも送ってくれると嬉しいな」
幸村さんは、あたしを見つめると、くす…と笑った。
翌日は快晴だった。
練習試合は、青学のコートでやることになっている。
まだ時間が早いせいか、立海大の人達は到着していない。
あたしは何となく落ち着かなくて、早目に来てしまい、コートの整備をする下級生部員の様子をぼんやりとフェンスの外側から見ていた。
青学のレギュラーメンバーもまだコートに現れない。
多分部室で、打ち合わせでもしているのだろう。
「おっは~七星ちゅわん。だ~れや」
いきなり後ろから両手で目隠しをされた…けど、あたしの知ってる範疇で、ひょうきんな関西人は一人しかいない。