125キロの加速 ナツのオトメ3*
空欄の場合は夢小説設定になります
ご利用の端末、あるいはブラウザ設定では夢小説機能をご利用になることができません。
古いスマートフォン端末や、一部ブラウザのプライベートブラウジング機能をご利用の際は、機能に制限が掛かることがございます。
「それでみんな、ここで固まってるのか」
「えっ?」
一斉に声の主へ振り返った。
「幸村くん…」
何だかバツが悪そうな感じで、丸井さんが最初に言った。
「こんにちは、七星さん。また逢えて嬉しいよ。偶然とはいえ…ほんとに君とはよく逢うね」
幸村さんがにこやかにあたしに、笑いかけてくれた。
「あ、はい、なぜでしょうね。ほんとに不思議とよくお逢いしますね」
あたしは遊園地の出逢いから思い出して、くす…っと笑った。
「はい、はい。俺らはお邪魔なようじゃな。退散せにゃな」
仁王さんがいきなり言い出すと、みんなの背中を押して、改札口へ向かい始めた。
「おい、仁王」
丸井さんが、文句を言うと
「幸村部長が来たらしょうがないっすよ」
切原さんの冷めた声が聞こえた。
「じゃ、幸村明日な」
柳さんが軽く手を上げた。
「ああ、明日」
幸村さんもみんなに手を振った。
「七星さん、この後まだ時間ある?」
みんなが改札口に消えてしまうと、幸村さんが視線を向けてあたしに言った。