125キロの加速 ナツのオトメ3*
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「あれは…」
「ん? 何ぜや?」
駅前に着いて、人が大勢行き来する地下街への入り口へ柳が目を向けた時─
エスカレーターで上がってくる、飽きるほど見覚えのある二人と、二人の間にいる女の子の姿…を見つけた。
「お…っ」
仁王の視界にもその3人が入った。
「ふーん。そういうことかいのう…」
柳と二人立ち並び、3人の姿を目で追った。
「あの…」
「何だい?」
「何すか?」
(………)
あたしが何か言うと、二人同時に返事が返って来る…。
さっきから、ずっとこんな調子だから、あたしは話題に詰まって困っている。
この二人は仲が悪いのだろうか…?
何だか牽制しあっているようにも見える…。
どうしよう…明日は練習試合だから…あまり機嫌を損ねるようなことをしたくないし…。
考えあぐねてエスカレーターを上がり、駅ビルに入ると、数メートル先にある柱に…なぜか仁王さんと柳さんが寄りかかり、こちらに手を振っていた。
「げっ、何で仁王が…」
「え、どーして柳先輩が…」
立ち止まる丸井さんと切原さんに、にこにこと近づく仁王さんと柳さん。
「いかんのう、そういうことを勝手にしおっては」