125キロの加速 ナツのオトメ3*
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…手塚先輩は、あたしのメールを待ち兼ねていたのだろうか…。
返事がすぐに来てしまった。しかも凄い真面目な文章。
手塚先輩らしい…と言えばらしい。
(ふぅ…)
知らずにため息が出る。
告白されても、急(せ)かされても…あたしに自分の心が掴めない以上、応えられるわけがない…。
(仕方ない…不二先輩にも返事は待って貰おう…)
いつかあたしも、誰かを選ぶ日が来る…よね。
前にリョーマくんに言ったように、あたしだけの『スピカ』を見つけて追いかける…って。追いかけて、追いついて、並んで……。
それはずっと先なのか、もう、すぐそこなのか…見当もつかないけど……。
いつかきっと……。
翌日、一人で色々と買い物しようかな…と、電車に乗って出かけた。気ままに、駅ビルや地下街でアクセサリーや洋服などを見て回った。
お昼も過ぎて、ちょっとひと休みしようと喫茶店の前で立ち止まり、メニューを眺めた。
(ケーキ食べようかな…)
と思った時
「あっれ…七星ちゃんじゃん!」
「え…?」
不意に名前を呼ばれて、振り向いた。