125キロの加速 ナツのオトメ3*
空欄の場合は夢小説設定になります
ご利用の端末、あるいはブラウザ設定では夢小説機能をご利用になることができません。
古いスマートフォン端末や、一部ブラウザのプライベートブラウジング機能をご利用の際は、機能に制限が掛かることがございます。
周りを見渡せば、先ほどの人混みもかなり解消されてきていた。
人しか見えなかった道も、見通しが利くようになっているし、通行止めもすでに解除され、いつの間にか車が脇を通っていた。
「そうだね。これくらいなら大丈夫でしょ。時間も遅くなっちゃうしね。行こ」
不二先輩は、あたしに笑いかけながら言った。
どうしたわけか、青学レギュラーメンバー全員であたしを家まで送ってくれた。
そして、明後日の立海大の練習試合に、応援に来るように誘われた。
ずっと人目があったため、忍足さんからのメモを広げたのは、自分の部屋に入ってからだった。
《好きやで》
広げられたメモには、そのひと言だけが書かれていた。
あたしは忍足さんのその言葉を、ずっと手の中に握り込んでいたのか…と思うと、ちょっとおかしかった。
てっきり…メルアドとか、もっと色々書いてあるのかと思ったから、意外な感じがした。でもそれが逆に忍足さんらしいのかもしれない…。
携帯の着メロが鳴り、幸村さんからメールが届いた。
続いてもう1通…。
リョーマくんからだった。