125キロの加速 ナツのオトメ3*
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振り向かなくても、この声はわかる。
「幸村さん…」
青学の人達も、一斉に立海大の人達を見る。
「幸村…」
手塚先輩がつぶやく。
「…練習試合、よろしく頼むよ」
幸村さんは、微笑む。
「ではまた、失礼致します」
丁寧に柳生さんが頭を下げる。
「では失礼する」
「んじゃ、そん時はよろしくっす」
「まあ、気ぃつけて帰りんしゃい」
「ども」
次々と挨拶して
「また、逢おう」
最後に柳さんがあたしに軽く手を振り、立海大の人達は帰って行った。
「そうか…明後日だな。立海大との練習試合」
大石さんが、気を引きしめて言った。
「その次は氷帝だよね」
焼きそばを食べながら、菊丸先輩が言った。
「ん~呼ばはったん?」
菊丸先輩の後ろから
気の抜けまくった声がした。
「忍足!?」
またみんな振り返る。
「何、侑士…あれ? 青学…」
忍足さんに駆け寄るようにして、小柄なおかっぱな人が現れた。
(氷帝も来てたんだ…)
みんな一斉に思ったに違いない。
(…てことは…)
あたしに緊張が走る。
「よう。何だ手塚、来てたのか」