125キロの加速 ナツのオトメ3*
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青学のテニス部レギュラーメンバーの人達と、場所を移動して花火を見た。
ここも人が多い。
気がつくと、あたしの肩に手を乗せ、手塚先輩が後ろにいた。
「…このままだと…夏休みが終わるまで君の顔を見られない…」
手塚先輩の声をかき消すように、花火が連続して上がる。
歓声も沸き上がる。
凄く綺麗…。
…と思いながら…
「…メールします、今夜…」
と答えた。
「ありがとう…」
あたしの返事に、手塚先輩は肩に乗せた手に力を込めた…。
フィナーレの花火に大歓声がどよめき、拍手喝采で終わった。
「少し時間ずらさない?」
帰りの大混雑を考えて、不二先輩が提案した。
「そうだね。あ、焼きそばが半額になってる~」
花火が終わったので、どの屋台も売れ残りを出さないために、一斉に値下げを始めた。
「英二の奴、まだ食べるのか?」
大石先輩が呆れ顔で言った。
「お腹壊さなきゃいいけどね」
不二先輩も笑う。
「また逢ったね。こうなるともう、運命かな?」
ふふ…と軽やかに微笑む声が後ろからした。