125キロの加速 ナツのオトメ3*
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「あ、見つかったんだね。よかった。凄く心配したよ?」
いつもの笑顔に、少し息を弾ませて不二先輩が言ってくれた。
(─本当に…心配して…?)
不二先輩のことは、合宿以来、正直怖くなってしまっている…。だから…いつも通りにしてくれても、完全に安心が出来ない…。
「ねぇ、あっちに花火の見やすい所があったよ。移動しようよ!」
菊丸先輩が言った。
「じゃ、何か食べ物買って行こうぜ」
桃城先輩も言う。
「俺、カキ氷~」
「すぐ溶けちゃうぞー」
「だって、暑いんだも~ん」
「俺、じゃがバター」
「ジャンボフランクー」
口々に叫びながら、先輩達は手近な屋台に走って行った。
「お前はいらないだろ?立海大定食、食ってんだから」
リョーマくんが、ポソ…と皮肉を言った。
「す~み~ま~せんね~」
あたしも嫌味ったらしく返事した。
「…立海大の人達といたの?」
リョーマくんも何か買いに屋台へ向かうと、不二先輩に背後から聞かれた。
「…はい」
あたしは、心臓がはね上がるほどドキドキして答えた。